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Powering innovation
高性能電源モジュールを使って、世界最先端の完全電動ワーククラス ROVを実現 ソリューションをみる

技術的な課題

高電力密度

サイズと重量

放熱設計

Enabling safe and effective underwater exploration and maintenance

水中調査やメンテナンスを安全で効率的にする

1937年の創業以来、Saab社は「人々と社会の安全を守る」という使命を掲げ、革新的な取り組みを続けてきました。石油やガスのパイプライン、高電圧電気ケーブル、風力タービンその他の重要な海底インフラの点検は、ダイバーにとって危険な作業です。しかし、深海で数多くの任務をこなす無人水中探査機(ROV)の設計は、優れた操縦性と大きな積載スペースを確保するために困難を極めます。ROVへの電力供給は、放熱や部品の小型軽量化の課題が生じます。

Saab Seaeye launches its first and most capable eWROV

Saab Seaeye 初、最も高性能のeWROVを発表

今日、水中のアプリケーションは急速に増加しています。それに応えるべくSaab Seaeye社は、よりパワフルで汎用性の高い新しいROVを開発しました。世界で最も高性能な完全電動ワーククラスROV、eWROVです。eWROVでは、放熱の課題を解決し、積載物のスペースを大幅に拡大し、電子機器のサイズと重量を低減しています。高電圧のDC電力を使うことで、ケーブルのサイズと重量を大幅に減らしながら、250馬力の油圧式海底探査機と同等の性能を実現します。従来の油圧式ROVと異なり、eWROVは完全電動システムであり、大量の油圧作動油が不要で、効率が向上しているため、環境への影響とリスクが軽減します。

Vicor advantages

Vicor の特長

7.8kW/in<sup>3</sup>以下の電力密度

7.8kW/in3以下の電力密度

~1.45kg weight

1.45kg
以下の重量

Thermally adept power modules

放熱性の優れた電源モジュール

放熱性に優れ、水中で効率よく作動する電源

電力密度が極めて高いため、積載物のためのスペースが大幅に増え、油圧式ROVを上回る性能を出せることで、eWROVの高度な機能が実現しました。電力供給ネットワーク(PDN)は、Vicorの電圧変換比固定バスコンバータ(BCM)と、電圧安定化DC-DCコンバータ(DCM)を用いた、600V DC電力の伝送と電圧変換が中心となっており、サブシステムの低電圧給電を高性能で実現します

Vicorの電源モジュールは放熱性に優れており、幅広い選択肢があるため、電力供給ネットワークのサブシステムを、特定の業界標準である24Vや48Vにカスタマイズすることもできます。オンボードコンピュータやセンサー、ビデオカメラ、照明、ナビゲーション機器には、このような電圧が必要です。小型の電源にすることで、eWROV内のスペースを空けることができ、電子機器を追加して搭載できるようになり、全体の性能とデータ伝送速度が向上します。

Saab Seaeye

電力供給ネットワーク(PDN)

Saab Seaeye PDN

BCM バスコンバータモジュール


入力電圧: 800 – 48V


出力電圧: 2.4 – 55.0V


出力電流: 最大150A


効率: 最大98%


22.0 x 16.5 x 6.7mm  他


DCM DC-DC converters

DCM DC-DCコンバータ


入力電圧: 9 – 420V


出力電圧: 3.3, 5, 12, 13.8, 15, 24, 28, 36, 48V


出力電力: 最大1300W


効率: 最大96%


24.8 x 22.8 x 7.21mm 他